椎体変形におけるdual-energy X-ray absorptiometry(DXA)腰椎正面測定と側面測定の骨密度の比較:ファントム評価

  • 竹谷 明
    東邦大学医療センター佐倉病院中央放射線部
  • 石田 悟
    東邦大学医療センター佐倉病院中央放射線部
  • 戸澤 光行
    東邦大学医療センター佐倉病院中央放射線部
  • 稲岡 努
    東邦大学医療センター佐倉病院放射線科
  • 寺田 一志
    東邦大学医療センター佐倉病院放射線科

書誌事項

タイトル別名
  • Comparison of Frontal and Lateral Measurements of Bone Mineral Density of the Lumbar Spine with Dual-energy X-ray Absorptiometry (DXA) in Spinal Deformity: a Phantom Study
  • ツイタイ ヘンケイ ニ オケル dual-energy X-ray absorptiometry (DXA)ヨウツイ ショウメン ソクテイ ト ソクメン ソクテイ ノ コツミツド ノ ヒカク : ファントム ヒョウカ

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説明

<p>腰椎骨密度は初期の骨密度変化を把握できるため,治療効果の判定に用いられている.しかし,二次元測定であるdual-energy X-ray absorptiometry(DXA)は腰椎変形がある場合には適用外となる.本研究では,変形している場合の正面・側面測定結果を比較し,腰椎骨密度の評価の可能性を検討することを目的とした.脊柱後弯を想定し,腰椎ファントムを0度~40度まで10度ずつ傾けた場合と,側弯を想定し,左右に0度~10度まで5度ずつ傾けたときの正面,側面測定の値を比較した.後弯している場合は側面測定が,側弯している場合は正面測定が高精度であること,受像面に対して平行面上での回転の影響は小さいことがわかった.しかしながら,変形の方向に対して平行に測定できるとは限らないため,2方向で測定することでより精度が向上すると考えられる.今まで測定不可とされていた変形性腰椎症の患者でも腰椎骨密度を評価できる可能性が認められた.</p>

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