重症心身障害者のグループホームに関する研究(第1報)

DOI
  • 岩崎 裕治
    東京都立東部療育センター 小児科医師
  • 堀江 久子
    東京都立東部療育センター 医療ソーシャルワーカー
  • 木原 肖子
    東京都立東部療育センター 看護師
  • 齊木 博
    江戸川区立希望の家 江戸川区グループホーム統括 コーディネーター
  • 山路 野百合
    聖路加国際大学大学院 看護学研究科国際看護学 博士後期課程
  • 山本 雅章
    東京都調布市役所 福祉健康部

書誌事項

タイトル別名
  • A Study on Group Homes for Patients with Severe Motor and Intellectual Disabilities (The First Report):
  • A Survey on Needs for Group Homes.
  • −グループホームへのニーズ調査−

抄録

東京都在住の重症心身障害者・知的障害者を対象に、グループホーム(以下、GH)へのニーズ調査を実施した。介護する家族は高齢で健康を害している方が多かった。GHの詳細はあまり知られてなく、医療度の高い1群で関心が薄かった。GHの良いと思うことは、住み慣れた地域で暮らせる、普通の生活に近い状態で暮らせるなど、足りないことは、GHの数、少ない夜間・週末のスタッフ数、体調をくずしたときの対応などであった。必要な機能は、今の通所に通えること、体調不良時の対応、24時間の手厚い介護体制などで、1群では特に医療的ケアや、入院ができる施設との連携などだった。将来の生活の場として入所施設を考えている方が多数で、現時点では自宅での介護を考えている多くがいずれ入所やGHを考えていた。さらに重度の障害や医療的ケアがあっても、手厚い介護、医療的なケア、医療連携が保障されるのであれば、GHでの生活を希望されていることがわかった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390291767463705856
  • NII論文ID
    130008164688
  • DOI
    10.24635/jsmid.44.3_547
  • ISSN
    24337307
    13431439
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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