回腸ストーマ周囲に発生した壊疽性膿皮症のケア

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タイトル別名
  • Management of peri-ileostomy pyodrma gangrenous
  • カイチョウ ストーマ シュウイ ニ ハッセイ シタ エソセイ ノウ ヒショウ ノ ケア

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抄録

これまでに当施設で経験した14例のストーマ周囲壊疽性膿皮症を対象に、入院・外来カルテ、ストーマ専用記録用紙から、原疾患、術式、診断までの期間、プレドニゾロン初期投与量・開始時期、その他の治療内容、入院治療の有無、治癒までの期間、局所ケア、患者の訴えについて分析した。その結果、本症のケアにおいては、早期診断と全身的なプレドニゾロンの投与(平均初期投与量30mg/日)に加え、局所ケアでは、愛護的なスキンケア、カデキソマー・ヨウ素剤とステロイド軟膏などの外用剤による局所療法、ハイドロコロイドドレッシング材の局所への貼付、貼付法の工夫による効果的なドレナージ、単品系装具による短期交換が重要であることが示唆された。

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被引用文献 (1)*注記

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