奈良女子高等師範学校附属幼稚園の保育の実際(3) : 大正元年度貮組保育日誌を中心に

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  • ナラ ジョシ コウトウ シハン ガッコウ フゾク ヨウチエン ノ ホイク ノ ジッサイ 3 タイショウ ガンネンド 2クミ ホイク ニッシ オ チュウシン ニ

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type:論稿

大正元年度奈良女子高等師範学校附属幼椎園の保育の内容としては、入園(開園)当初の11月は躾に重きをおきながら躾方と保育4課目を中心に、12月以降は保育4課目(遊戯、唱歌、談話、手技)を中心に各課目の個々の事項の充実に重点をおきながら、教師が中心となって画一的に指導されていた様子がうかがわれる。とりわけ、保育4課目の中でも手技に重きが置かれていたようである。東京女子高等師範学校附属幼稚園のように、自由遊びは保育の内容として位置づけられるほどには重要視されていなかったようであるが、課せられた事項の中での子どもの自由(自己活動)を尊重していた様子がうかがわれる。

I considered practice of the infant education of the Kindergarten Attached to the Nara Women's Advanced Teacher-Training School through the infant education diaries in the year of 1912. I understood that the contents were the four items (play, singing, conversation, handwork). Especially, the emphasis was put on handwork among the four items. It seems that freedom (self-activity) of the children in the teaching items is emphasized.

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identifier:KJ00004417100

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