電子カルテ教育における情報収集と操作に関する看護学生の認識―電子カルテ教育システム導入前の小児看護学実習前後における調査―

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type:P(論文)

本研究の目的は. 電子カルテ導入病院における情報収集と操作に関する看護学生の認識を分析し, 教育用に開発した電子カルテ教育システム導入前の基礎資料にすること, 及び今後の教育方法の課題を明らかにすることである。研究方法は, 自記式質問紙による調査研究である。 対象息児の情報収集に関する主な項目では,「看護情報」でく身体面から捉える>は全員が「できた」あるいは「まあまあできた」と回答していた。 電子カルテ操作に関する主な項目では,「操作に関すること』でく操作による情報消失の不安がある>は「思う」あるいは「まあまあ思う」を合わせて65.4%の回答であった。 <閲覧することに貢任を感じる>は「思う」あるいは「まあまあ思う」を合わせて80.8%の回答であった。 以上より, 電子カルテ操作による対象患児の情報収集では, 身体面を中心に精選した情報収集の方法と利便性を学習している。 また, 電子カルテ操作に対する不安があるも, 閲覧への責任と倫理性についての認識は高い。 さらに, 演習などで実際の体験学習を行うことは, 臨地実習前の学習として有効であることが明らかになった。

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