-
- 松山 裕城
- 山形大学 農学部食料生命環境学科
-
- 浦川 修司
- 山形大学 農学部食料生命環境学科
-
- 酢谷 大輔
- 株式会社日水コン コンサルティング本部環境・資源部
-
- 佐々木 俊郎
- 株式会社日水コン 東京支所
-
- Dung Viet PHAM
- 山形大学 農学部食料生命環境学科
-
- Luc Duc PHUNG
- 山形大学 農学部食料生命環境学科
-
- 有地 裕之
- 前・鶴岡市 上下水道部下水道課
-
- 渡部 徹
- 山形大学 農学部食料生命環境学科
書誌事項
- タイトル別名
-
- PIG FARMING USING PROTEIN-RICH FORAGE RICE CULTIVATED WITH TREATED MUNICIPAL WASTEWATER AND ITS ECONOMIC EVALUATION
抄録
<p> 都市下水処理水の灌漑で栽培されたタンパク質含有率の高い飼料用米を用いて,肥育後期豚の飼育試験を行った.トウモロコシ(エネルギー源)と大豆粕(タンパク質源)を主体とする一般的な配合飼料に対して,この高タンパク米でトウモロコシを置き換える一方で大豆粕の割合を低減した配合飼料を試験に用いた.その結果,下水処理水栽培米を給与すると枝肉成績のうち枝肉歩留が有意に上昇し,枝肉の格付でも上物の割合が高くなった.肉質についても慣行的に生産した豚肉と遜色がなかった.鶴岡浄化センターをモデルとして,下水処理水を近隣の水田に灌漑し,収穫された高タンパク米を養豚に用いる事業計画について経済評価を行ったところ,下水道事業としての年350万円の投資は,稲作農家と畜産農家の年間収益を合計で534万円(水田活用の直接交付金を含む)増やす効果があった.</p>
収録刊行物
-
- 土木学会論文集G(環境)
-
土木学会論文集G(環境) 77 (7), III_169-III_178, 2021
公益社団法人 土木学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390291767593585024
-
- ISSN
- 21856648
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可