モンテカルロシミュレーションを用いた山陽新幹線高架橋の劣化予測に関する一考察

DOI
  • 柏原 茂
    西日本旅客鉄道株式会社 鉄道本部構造技術室
  • 野村 倫一
    西日本旅客鉄道株式会社 福知山支社施設課
  • 渡辺 佳彦
    西日本旅客鉄道株式会社 新幹線施設部土木課

書誌事項

タイトル別名
  • A STUDY ON DETERIORATION PREDICTION OF SAN-YO SHINKANSEN VIADUCTS BY MONTE CARLO SIMULATION

抄録

<p> 長期にわたって健全な状態で供用を続けるためには,高架橋等の構造物の状態を将来にわたり把握することが重要であり,劣化予測は構造物の状態を時系列で推測するものである.鉄筋コンクリート構造物の性能低下は鉄筋腐食によるものが多く,その劣化速度は中性化速度,塩化物イオン濃度,かぶり,コンクリートの含水率等の要因との相関がある.これまでの暴露試験や促進試験から得られた劣化速度予測式や各影響要因ごとの調査結果を用いて各要因のばらつきを考慮したモンテカルロシミュレーションを実施し,構造物単位での劣化予測を実施した.劣化予測結果は補修実績を概ね再現できていることから,将来の状態を予測できていると考えられる.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390291767621860736
  • DOI
    10.11532/jsceim.1.1_429
  • ISSN
    2436777X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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