鉄道車両等機械装置の目視検査における適切な局部照明条件の年代による違い

書誌事項

タイトル別名
  • Age-Related Differences in Appropriate Local Lighting Conditions for Visual Inspection of Machines and Equipment such as Railroad Vehicles

抄録

<p>鉄道車両の検査には多く目視検査項目が存在しており,工場の全般照明で十分照らせない箇所の検査にはハンディライト等の局部照明が用いられている.局部照明の光源は従来の白熱電球や蛍光灯からLEDに置き換わっているが,50代以上の作業者には見づらいため,目視検査における適切な年代別局部照明条件の検討が必要である.目視検査は,大まかにその対象が色や白黒コントラスト等平面上の違い,もしくは,変形・凹み等立体的な違いを手がかりに異常を検出するものに分類できる.本調査においては,平面上の白黒コントラスト及び色の違いの検出について,年代別に適切な照明条件の検討を行った.実験の結果,照度に関しては年代に関係なく5000 lx程度の明るい照明が適していることや,一部の色の空間分解能向上のために,50代以上の参加者は暖色系の光が適していること等加齢による視覚機能の変化において適切な照明条件が変化することが明らかになった.</p>

収録刊行物

  • 人間工学

    人間工学 57 (5), 269-277, 2021-10-15

    一般社団法人 日本人間工学会

参考文献 (4)*注記

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