観光名所と宿泊施設の関係性分析に基づく宿泊施設ランキング手法の提案と評価

説明

旅行先の観光情報を集める手段としてWeb上の観光サイトを利用して,ユーザレビューや評価などの情報を総合的に判断して計画することが多くなっている。しかし,これらは観光名所もしくは宿泊施設のどちらかの情報に偏る傾向が強く,双方の関係性までは殆ど考慮されていない。また,人気順(クチコミ総合評点による)や売れ筋順(売上による)に基づいた宿泊施設ランキングでは,自分の好みや旅行の目的などの観光ニーズが考慮されていない。そこで本研究では,観光名所と宿泊施設の関係性に着目し,位置情報,宿泊者レビューの分析と評価,および観光名所と宿泊施設間の物理的距離,の3因子に基づき,観光名所と宿泊施設の2者の関係性を抽出する。そして,観光名所に最適となる宿泊施設のランキングをユーザに提供する手法を提案し,効率的な旅行計画を支援する。また,これによりユーザは観光名所の情報を調べながら自分の観光ニーズに合う宿泊施設を発見することができる。本論文では,提案した宿泊施設ランキング手法について述べ,ユーザの観光ニーズに合わせた宿泊施設ランキングの実行例を示す。最後に,距離算出手法の比較を行い,アンケートによる提案ランキング手法の有用性を評価する。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390291767666713472
  • DOI
    10.24663/jjpcats.16.2_1
  • ISSN
    24337455
    18817998
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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