PACSの機能実装および画像データの運用管理の多様性 —北海道内の病院を対象としたアンケート調査—

  • 谷川 琢海
    北海道科学大学保健医療学部診療放射線学科
  • 谷川原 綾子
    北海道科学大学保健医療学部診療放射線学科
  • 福田 晋久
    国立病院機構北海道医療センター放射線科(現 国立病院機構北海道がんセンター放射線科)
  • 鈴木 達也
    旭川医科大学病院診療技術部放射線技術部門
  • 安渡 大輔
    北海道大学病院医療技術部放射線部門
  • 原田 耕平
    札幌医科大学附属病院放射線部
  • 柄多 秀逸
    株式会社ジェイマックシステム
  • 上杉 正人
    北海道情報大学医療情報学部医療情報学科

書誌事項

タイトル別名
  • Variation of the Implementation of PACS Functions and Image Data Management: Questionnaire Survey in Hokkaido Prefecture
  • PACSの機能実装および画像データの運用管理の多様性 : 北海道内の病院を対象としたアンケート調査
  • PACS ノ キノウ ジッソウ オヨビ ガゾウ データ ノ ウンヨウ カンリ ノ タヨウセイ : ホッカイドウ ナイ ノ ビョウイン オ タイショウ ト シタ アンケート チョウサ

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説明

<p>【目的】Picture archiving and communication system(PACS)の機能の一つに,診療録を電子的に保存するための法的要件を満たす画像管理機能がある.本研究では,PACSの画像管理機能に関する実装および画像データの運用管理の多様性を明らかにすることを目的として,北海道の病院を対象としてアンケート調査を行った.【方法】調査は北海道のPACSを導入している261病院を対象として行い,PACSの画像管理方法における画像削除の方式などについて質問した.【結果】93施設からアンケートの回答が得られた(回答率:35.6%).PACSでの画像の削除方式に論理削除を採用している施設の割合は45.6%,物理削除は36.8%であり,他の設定についてもばらつきが認められた.【考察】現状の画像管理機能の実装と画像データの運用管理には施設ごとの多様性があることが明らかとなった.PACSの画像管理機能の運用において,医療機関は法令およびガイドラインの内容を十分に理解し,電子保存の3原則と情報セキュリティへの対応について留意することが必要である.</p>

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