「地元意識」という謎 : 大学生の地元意識に関する因子分析
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- 安立 清史
- 九州大学大学院人間環境学研究院 : 教授
書誌事項
- タイトル別名
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- Why did young people leave “local” and why are they returning to “Jimoto”: Young people’s “Jimoto” consciousness from the factor analysis
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説明
「地方消滅」と言われる時代にもかかわらず、若者たちの間で「地元志向」が生まれているという。しかし「地方」や「地域」のような実体的な概念とは違って「地元」にはとらえがたい曖昧さがある。しかしだからこそ変容する若者の心理や行動の解明に切り込む可能性があるのではないか。そこで学生が「地元」という言葉の多様な意味にどのように反応するかを因子分析を用いて分析してみた。その結果、第1「反地元」因子、第2「地元・居場所」因子、第3「地元・生活」因子、第4「地元・学校」因子、そして第5「地元・田舎」因子という5つの因子が抽出された。これはまだ試行的な仮説形成段階のものだが、大学生の就職活動、「地元志向や地元回帰」の改釈や解明に向けて応用しうる分類になりうるのではないか。
収録刊行物
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- 人間科学共生社会学
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人間科学共生社会学 9 115-123, 2019-03-20
九州大学大学院人間環境学研究院
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390291767688496128
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- NII書誌ID
- AA11519621
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- DOI
- 10.15017/4772274
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- HANDLE
- 2324/4772274
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- ISSN
- 13462717
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可