神経心理学と統計 統計的仮説検定における効果量と検出力の問題
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- 板口 典弘
- 静岡大学情報学部
書誌事項
- タイトル別名
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- Neuropsychology and statistical hypothesis testing:effect size and statistical power
説明
統計学的手法は多くの学問分野で,研究の主張における信頼性の一部を担保するために用いられる。しかしながら,統計学的手法の誤用や濫用の問題も少なからず指摘されている。神経心理学において,臨床検査を誤った方法で運用してはいけないように,統計手法もルールに則った適切な運用が求められる。そこで本稿では,統計的仮説検定の基礎およびその使用において考慮すべき検定の多重性,効果量,検出力について解説した上で,神経心理学研究における統計手法の運用状況を概観する。さらに,それらにかかわる問題の実用的な対策についていくつか提案する。
収録刊行物
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- 認知リハビリテーション
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認知リハビリテーション 24 (1), 2-9, 2019
認知リハビリテーション研究会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390291767772832896
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- ISSN
- 24364223
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可