抄録
<p>本研究では,慈悲の瞑想(LKM)が気分およびマインドワンダリング与える影響について検討した。大学生および大学院生43名(男性13名,女性30名;平均年齢22.5歳,SD=3.2)をLKM群(22名),統制群(21名)に準ランダムに割り当てた。マインドワンダリングはSART,気分はPANASで測定した。2要因混合分散分析の結果,交互作用が有意であり,LKM群において,LKMの実施前から実施後にかけてネガティブ気分,ポジティブ気分が低下していた(ネガティブ気分:F(1, 41)=26.40, p=.00, ηp<2=.56;ポジティブ気分:F(1, 41)=19.67, p=.00, ηp<2=.48)。また,マインドワンダリングについて,LKMの実施前の得点を共変量とした共分散分析の結果,LKM群と統制群に有意な差は認められなかった(F(1, 40)=0.10, p=.76, ηp2=.00)。本研究の結果,15分間のLKMはマインドワンダリングに影響しないが,ネガティブ気分およびポジティブ気分を低下させることが示された。</p>
収録刊行物
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- 日本心理学会大会発表論文集
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日本心理学会大会発表論文集 85 (0), PD-018-PD-018, 2021
公益社団法人 日本心理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390291767772993280
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- ISSN
- 24337609
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可