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- 下坂 剛
- 四国大学
説明
<p>本研究では乳幼児をもつ親の育児関与にCOVID-19ストレスが及ぼす影響を検討した。調査対象は就学前児をもつ,夫婦でない父親と母親各600名,合計1200名。調査内容は,親の育児関与尺度(永井・下坂,2019),COVIDストレス尺度(Muta et al,2020)である。基準変数を親の育児関与尺度の0~2歳用の4下位尺度と3~6歳用4下位尺度の各得点,説明変数をCOVIDストレス尺度の6下位尺度得点(「危険不安」「汚染不安」「経済的影響への懸念」「ゼノフォビア」「強迫的確認と安全感追求」「トラウマストレス症状」)の各得点,統制変数を性別,居住地,世帯年収など16の変数とし,重回帰分析を行った。結果は,0-2歳の最年少児をもつ親で,「確認」が全ての育児関与に正の影響を示し,「トラウマ」が「家事」以外の3下位尺度に負の影響を示した。「社会経済」が「家事」,「危険」が「心理的ケア」,「ゼノフォビア」が「しつけ」にそれぞれ正の影響がみられた。3-6歳の最年少児をもつ親で,「確認」は「しつけ」以外の3下位尺度に正の絵京を示し,「トラウマ」が「心身のケア」と「しつけ」に負の影響を示した。</p>
収録刊行物
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- 日本心理学会大会発表論文集
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日本心理学会大会発表論文集 85 (0), PO-006-PO-006, 2021
公益社団法人 日本心理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390291767781370624
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- ISSN
- 24337609
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可