慢性看護学実習において学生が企画・運営した当事者参加型カンファレンスの学びの意義

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タイトル別名
  • The Significance of the Conference Managed by Students of Nursing Practicum in Which Persons Concerned Participated
  • マンセイ カンゴガク ジッシュウ ニ オイテ ガクセイ ガ キカク ウンエイ シタ トウジシャ サンカガタ カンファレンス ノ マナビ ノ イギ

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抄録

<p> 当事者参加型カンファレンスは、患者・家族(当事者)がカンファレンスに参加し、自らの健康課題に取り組むことを支援できる企画である。本研究では、参加型カンファレンスを実際に企画・運営した学生の実施前後の記録の中から学びとして記述されたものを抽出し、質的帰納的方法を用いて分析した。</p><p> 学生が参加型カンファレンスを企画・運営したことで得た学びは、「意思表示が保障される環境をつくる」「参加型カンファレンスの準備性を高める」「看護専門職者としての面接技術を高める」の3つであった。未経験な学生の企画・運営であっても、参加型カンファレンスは慢性看護学実習において学生の当事者理解と、当事者主体の意味が体験を通して深まると共に、看護過程の学習効果を高めるという意義が得られた。</p>

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参考文献 (17)*注記

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