糖尿病患者へのセルフマネジメントサポートプログラムにおいて学生が捉えた患者教育

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タイトル別名
  • Students’ Understanding of Patient Education in a Self-management Support Program for Outpatients with Diabetes Mellitus
  • トウニョウビョウ カンジャ エ ノ セルフ マネジメント サポートプログラム ニ オイテ ガクセイ ガ トラエタ カンジャ キョウイク

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抄録

<p>【目的】本研究の目的は、外来通院中の糖尿病患者のセルフマネジメントをサポートする目的で行われている健康教室にボランティアとして参加した看護学生が、患者教育をどのように捉えたのかを明らかにすることである。【方法】半構成的インタビューを行った。内容分析の手法を用いて、患者教育に関する内容を抽出した。【結果】2つのカテゴリーが抽出された。ひとつは、生活面および心理面における患者の実態に関する内容で、『生活しながら治療を続ける患者をありのままに理解する』と命名した。もうひとつは、糖尿病の患者と関わる時の看護師のあり方や患者同士での支えあい等に関する内容で『生活しながら治療を続ける患者を支える』と命名した。【考察】学生は、患者の気持ちや生活の実際をリアルに捉えながら、患者教育のあり方を患者とその人の生活に寄り添う形に方向付けていた。これは、実際に日々試行錯誤しながら自己管理を続けている患者と関わったこと、健康教室の目的が知識の獲得のみではなく患者の自己管理能力の向上や治療の継続を支援するといった視点で展開されていたことが影響していると考えられた。</p>

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参考文献 (13)*注記

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