看護基礎教育修了時の看護実践能力尺度の開発と信頼性・妥当性の検討
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- 鈴木 琴江
- 静岡県立大学看護学部
書誌事項
- タイトル別名
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- Development of the Nursing Competency Scale for Use on Completion of Basic Nursing Education : A Study of its Reliability and Validity
抄録
<p>〔目的〕本研究の目的は、現代の我が国の看護基礎教育修了時の看護実践能力を評価するための尺度を開発し、その信頼性と妥当性を検証することである。</p><p>〔方法〕全国の看護基礎教育機関27校(8大学、4短大、15専門学校)の看護基礎教育科目を修了した学生1,566人を対象とした質問紙調査を郵送法で実施した。質問項目は、対象者の特性と看護実践能力に関する59項目とした。この59項目は、予め文献レビューにより選定し予備調査により精査して作成した。それを5件法によって評定した。分析は、探索的因子分析で得られた尺度について、確認的因子分析により国際看護師協会(ICN) の看護実践能力の構成概念を基にした構成概念妥当性を検証した。</p><p>〔結果〕回収率は54.4%であった。探索的因子分析の結果、「法的・専門的ケア能力」、「倫理的ケア能力」、「計画的ケア能力」、「臨床的ケア能力」、「連携能力」、「専門性の開発能力」の6因子29項目から成る尺度が得られ、各因子のCronbachのα係数は、尺度全体では0.92、下位尺度は0.84~0.59であった。確認的因子分析の結果、理論的構成概念のGFIは0.892、AGFIは0.873、CFIは0.892、RMSEAは0.057であった。また、本尺度には我が国の看護基礎教育および医療を反映する内容が認められた。 </p><p>〔考察〕現代の看護基礎教育修了時の看護実践能力尺度には高い信頼性が認められる。また、理論的構成概念妥当性および我が国の看護基礎教育と医療との内容的妥当性も認められる為、看護基礎教育修了時の評価尺度として活用できると考えられた。</p>
収録刊行物
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- 日本看護学教育学会誌
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日本看護学教育学会誌 26 (2), 1-13, 2016-11-01
一般社団法人 日本看護学教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390291767828602368
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- ISSN
- 24366595
- 09167536
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可