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- 石垣 景子
- 東京女子医科大学医学部小児科
書誌事項
- タイトル別名
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- Congenital Form and Genetics of Myotonic Dystrophy Type 1
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説明
<p>筋強直性ジストロフィーの先天型は最重症型で,成人型と異なる臨床症状を呈し,特有の病態が基盤にある.出生時より全身筋緊張低下,筋力低下を呈し,呼吸障害などの合併症のため,新生児期の死亡率は高いが,その後は発達に伴って症状は改善する.95%が母親からの遺伝であるが,父親からの遺伝例も報告され,CTG繰り返し配列数が1,000回以上と著しく増加している.既診断の女性患者が挙児を考える際には,妊娠前に心理社会的な支援が可能な施設で,患者理解度にあわせた遺伝カウンセリングを行い,計画的な妊娠出産を支援する必要がある.出生前・着床前診断は生命の選択にかかわる重要な倫理的課題を含み,慎重な対応を要する.</p>
収録刊行物
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- The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
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The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 59 (2), 144-150, 2022-02-18
公益社団法人 日本リハビリテーション医学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390291767944693760
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- ISSN
- 18818560
- 18813526
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可