「ほぼX」のヘッジ表現としての意味と役割 : カテゴリー化の観点から
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- 「 ホボ X 」 ノ ヘッジ ヒョウゲン ト シテ ノ イミ ト ヤクワリ : カテゴリーカ ノ カンテン カラ
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Description
本研究では、「ほぼX」のヘッジ表現(ある物事があるカテゴリーのどれだけいい成員かを示す表現)としての意味と役割をカテゴリー化の観点から分析し、その特徴を明らかにする。先行研究を踏まえて実例に基づき分析した結果、「ほぼX」は、話者がXを、ある特徴において成員間に何らかの程度の差を持つ「プロトタイプ・カテゴリー」として認知する場合と、全ての成員が同じ資格で属する「必要十分条件に基づくカテゴリー」として認知する場合とで、その意味が異なることが明らかになった。前者の場合は、話者が、本来はカテゴリーXの成員ではないある対象を、Xの中心例である顕著例と似ていることから、Xの周辺例として再カテゴリー化すると考えられる。一方、後者の場合、話者は、その対象の構成要素一つ一つに注目し、それらの多くが共通して持っているある性質が、Xの成員が等しく持っている性質であることから、Xの周辺例として再カテゴリー化すると考えられる。
Journal
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- 名古屋大学日本語・日本文化論集
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名古屋大学日本語・日本文化論集 29 51-73, 2022-03-31
名古屋大学国際言語センター
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390291932622906240
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- NII Book ID
- AN10436156
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- HANDLE
- 2237/0002002439
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- NDL BIB ID
- 032124859
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- ISSN
- 1348804X
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- IRDB
- NDL Search
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- Abstract License Flag
- Allowed