写真画像の細かさと色数の低減加工による印象変化の基礎的考察

書誌事項

タイトル別名
  • Basic Study of Impression Change by Reducing the Fineness and Number of Colors in Photo Images
  • ─ Based on the Difference in Impression Evaluation Values Among the Original Image Group and the Processed Image Groups
  • ─オリジナル画像群と加工画像群の印象評価値の差違に基づいて

説明

<p> 本研究の目的は,具象的な被写体の写真画像を加工して反リアル性を持たせた画像がもたらす印象変化の把握である。精細かつフルカラーのオリジナル画像と加工画像に対して SD 法による印象評価がなされた。各評価項目における各加工画像群の多重比較結果から次の事柄が確認された。オリジナル画像群に対する加工画像群の相対的な印象は,各評価因子において一様に,「非活動的」,「暗い」,「悪い」,「かたい」となる。他方,加工画像群間の印象差からは,「フルカラーからの無彩色化を伴う減色加工」は,「粗画像化加工」と比較して,印象変化に与える影響が大きいと考えられた。この他,次の事柄が示唆された。無彩色画像間においても,「減色加工」は「粗画像化加工」よりも印象変化に与える影響が大きい可能性があり,グレー16色画像群に対する白黒2値化画像群の相対的な印象は,「明るい」,「良い」となる。</p>

収録刊行物

  • デザイン学研究

    デザイン学研究 68 (4), 4_81-4_90, 2022-03-31

    一般社団法人 日本デザイン学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390291932664217984
  • DOI
    10.11247/jssdj.68.4_81
  • ISSN
    21865221
    09108173
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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