大規模接種会場における臨床検査技師による「新型コロナウイルス感染症のワクチン接種のための筋肉内注射」の取り組み

書誌事項

タイトル別名
  • Efforts of “intramuscular injection for vaccination against new coronavirus infection” by clinical laboratory technicians at a large-scale vaccination center
  • ダイキボ セッシュ カイジョウ ニ オケル リンショウ ケンサ ギシ ニ ヨル 「 シンガタ コロナウイルス カンセンショウ ノ ワクチン セッシュ ノ タメ ノ キンニク ナイ チュウシャ 」 ノ トリクミ

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抄録

<p>新型コロナウイルス感染症に係るワクチン(新型コロナウイルスワクチン)は新型コロナウイルス感染症(coronavirus disease 2019; COVID-19)の発症予防と,重症化の予防に有用であることが報告されている。2021年4月,厚生労働省より,歯科医師によるワクチン接種のための筋肉内注射について医師法第17条との関係では違法性が阻却されることが通達され,同年6月には臨床検査技師および救急救命士についても行政が認めた大規模接種会場における新型コロナウイルスワクチン接種のための筋肉内注射が特例として認められた。藤田医科大学岡崎医療センターでは12名の臨床検査技師が指定研修を修了し,大規模接種会場における新型コロナウイルスワクチン接種のための筋肉内注射を行っている。臨床検査技師が接種を行うにあたり,岡崎市医師会からの承認と,院内での周知を行い,看護部とスケジュールを共有し実施した。院内におけるCOVID-19関連業務は多数あり,多くの部署が関与し対応している。各医療機関においても,COVID-19患者の対応に追われ,またその対応が長期化することで,各部門における負担が蓄積している。そこで,チームとして対応するCOVID-19関連業務の一つとして臨床検査部が行った大規模接種会場における新型コロナウイルスワクチン接種者としての取り組みを報告する。</p>

収録刊行物

  • 医学検査

    医学検査 71 (2), 349-355, 2022-04-25

    一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会

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