地域在住高齢者の転倒リスクに関与する 身体機能および心理・精神機能

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  • チイキ ザイジュウ コウレイシャ ノ テントウ リスク ニ カンヨ スル シンタイ キノウ オヨビ シンリ ・ セイシン キノウ

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抄録

<p>[目的]高齢者の転倒リスクに関係する身体機能および心理・精神機能の影響の程度を比較検討した。[対象]地域在住高齢者84名(平均年齢75.2±6.9歳)とした。[方法]測定項目は,握力左右合計,上体起こし,膝伸展筋力体重比,長座体前屈,座位ステップ,片足立ち左右合計,30秒椅子立ち上がりテスト,timed up & go test(TUG),最大歩行速度,trail making test part-A, mini mental state examination(MMSE),主観的健康感,fall risk index-5(FRI 短縮版)とした。FRI 短縮版に関与する因子を重回帰分析で検討した。[結果]FRI 短縮版に関係する因子は,影響の程度が強い順にTUG,主観的健康感,MMSE であった。[結論]地域在住高齢者の転倒リスクには,歩行バランス能力や認知機能のみならず,自らが感じる健康状態が関係することが示唆された。</p>

収録刊行物

  • 理学療法さが

    理学療法さが 8 (1), 25-32, 2022-02-28

    公益社団法人 佐賀県理学療法士会

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