内部に骨化巣を伴った限局性結節性肺アミロイドーシスの1例

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タイトル別名
  • A case of localized nodular pulmonary amyloidosis with ossification

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抄録

<p>アミロイドーシスは臓器にアミロイドと呼ばれる線維性蛋白が沈着するもので,呼吸器系のみに病変を認めるものは限局性肺アミロイドーシスと呼ばれる.症例は56歳のブラジル人男性.検診胸部単純X線写真で右肺門部異常影を指摘され,精査のCTで右肺門部に3 cm大の腫瘤を認め,内部に石灰化を疑う高吸収域を伴っていた.超音波気管支鏡ガイド下針生検(EBUS-TBNA)では確定診断に至らなかった.腫瘍の診断・治療を目的に胸腔鏡補助下腫瘍切除術を施行した.病理診断はAA型アミロイドーシスで,内部の高吸収域は骨化巣であった.比較的稀な骨化巣を伴う限局性結節性肺アミロイドーシスを経験したので報告する.</p>

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