オンライン被服製作実習における学習者間コミュニケーションの可能性

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  • オンライン ヒフク セイサク ジッシュウ ニ オケル ガクシュウシャ カン コミュニケーション ノ カノウセイ

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抄録

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大学でオンライン形式の「刺し子」製作実習を実施した。授業では、アプリZOOM のブレイクアウトルーム機能を利用しビデオ通話で学習者間コミュニケーションを自由にとりながら製作に取り組む時間と、コミュニケーションを取らずに個人で製作を進める時間を設定した。コミュニケーションの有無による製作体験の違いを、大学生10 名に対する継続的な質問紙調査と製作後のインタビュー調査から明らかにした。その結果、学習者間コミュニケーションによって製作意欲や製作の楽しさが向上する可能性と、学習者間の意見交換や作品の見せ合いを通して学びが共有され、製作物が充実する可能性が示唆された。また、学習者間コミュニケーションは、製作に集中することを妨げてはいなかった。オンライン形式の被服製作実習においても、学習者間コミュニケーションを取り入れるメリットがあると考察される。

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