脾摘後重症感染症予防のための患者教育に関する検討
書誌事項
- タイトル別名
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- Investigation on Patient Education for Prevention of Overwhelming Post Splenectomy Infection
- -From Interviews on Two Cases-
- −2症例に対する面接調査より−
抄録
脾臓を摘出した患者には,脾摘後重症感染症予防のためにワクチン接種や患者教育を行う必要性がある.当救命救急センターでは,緊急的に脾臓を摘出した患者に対して,入院中から脾摘後の感染予防に関する患者教育を行っている.本研究では,患者教育を行った2症例に対し,退院後1年以上経過した後に脾摘後重症感染症予防に関する認識や行動について問う面接調査を実施した. 脾臓を摘出したことを患者と家族それぞれが認識できており,配布されたツールを活用し,かかりつけ医や学校とも脾摘に関する情報共有を行っていた.脾摘後重症感染症予防のために家族も含めた患者教育を行い,重症感染症予防のための実践的な教育内容の検討が必要である.
収録刊行物
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- 医療の質・安全学会誌
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医療の質・安全学会誌 15 (4), 348-354, 2020
医療の質・安全学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390292240167805312
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- ISSN
- 18823254
- 18813658
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可