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- 三輪 高喜
- 金沢医科大学耳鼻咽喉科学
書誌事項
- タイトル別名
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- Smell and Taste dysfunctions of COVID-19
- COVID-19と嗅覚・味覚障害
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説明
<p>嗅覚・味覚障害は新型コロナウイルス感染症に特徴的な症状であるが,その発生頻度ならびに病態はウイルス株の変異により変化を遂げている.嗅覚障害の発生には,嗅上皮に存在するSARS-CoV2のスパイク蛋白の受容体であるアンギオテンシン変換酵素2が関与している.嗅覚障害の多くは数週で改善するが,数か月以上にわたり症状が遷延する症例も存在し,そのような症例では異嗅症が患者を悩ませる.嗅覚障害が遷延する症例では,障害が嗅神経細胞まで及び,感冒後嗅覚障害と同様の嗅神経性嗅覚障害となることが推測される.</p>
収録刊行物
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- におい・かおり環境学会誌
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におい・かおり環境学会誌 53 (3), 170-176, 2022-05-25
公益社団法人におい・かおり環境協会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390292240175025408
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- ISSN
- 13497847
- 18808808
- 13482904
- 09157441
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可