<実践報告>協定等に基づく多文化共学短期受入留学プログラム(通称 : 京都サマープログラム) --10年間の実践記録と今後の展開への視点--

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  • 韓 立友
    京都大学国際高等教育院
  • 西島 薫
    京都大学学際融合教育研究推進センター
  • 河合 淳子
    京都大学国際高等教育院附属日本語・日本文化教育センター

書誌事項

タイトル別名
  • <Survey and Practical Report>Hosting Multicultural Educational Short-term Study Abroad Programs Based on Inter-University Agreements --10 years of Practice and Perspectives on Future Development--
  • 協定等に基づく多文化共学短期受入留学プログラム(通称:京都サマープログラム) : 10年間の実践記録と今後の展開への視点
  • キョウテイ トウ ニ モトズク タブンカ キョウガク タンキ ウケイレ リュウガク プログラム(ツウショウ:キョウト サマープログラム) : 10ネンカン ノ ジッセン キロク ト コンゴ ノ テンカイ エ ノ シテン

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説明

本稿の目的は、京都大学で10年間継続してきた「多文化共学短期受入留学プログラム」について、設立の経緯、カリキュラム、教育効果そして今後の課題と展開を報告することである。本プログラムは、京都大学と大学間交流協定等を締結している海外のトップ大学の学生を約2週間、本学に受け入れる短期留学プログラムである。対象大学は、2012年度の北京大学から始まり、2021年度までに東アジア、アセアン、欧州、北米、アフリカの20大学以上に拡大した。本プログラムは、(1)学術講義、(2)日本語授業、(3)FieldtripやCultural Experience等から構成される。本プログラムでは、多文化理解、学際的視野、語学力、リーダーシップの養成を柱として、教育効果の高いカリキュラムの開発を目指してきた。2020年度に始まった新型コロナウィルスの拡大以降も、オンラインでの実施に切り替えることで、プログラムを継続してきた。本稿の最後では、単位認定や運営体制の効率化の必要など課題を指摘した。そして今後の展開として、新会社の設立と一部業務の委託を提案した。

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