高次脳機能障がい者への食行動ナビゲーションによる認知リハビリテーションの有効性
書誌事項
- タイトル別名
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- 〜健全な食生活遂行支援を目指して〜
説明
<p>施設入居中の高次脳機能障がい者7 名に対して,2~3 名を1グループとして1クール3ヵ月間,週1回3時間(計12回)の調理訓練を含むリハビリテーションプログラムを実施し,その効果を作業療法士と管理栄養士の視点から検証した。プログラムは,ITを活用し,社会生活復帰後の健全な食生活遂行を目指して実施したもので,栄養学の基礎講習と調理実習からなっている。健全な食生活遂行のための「栄養バランスの良い献立」の概念習得には,「献立作成ゲーム」を用い,加えて,調理訓練には,症例自らゲームを利用して立てた献立を自立して調理できるよう,「調理ナビゲーションシステム」を利用した。その結果,7名全員の「栄養バランスの良い献立」への理解が深まり,「調理への自信」獲得が認められた。以上の結果より,症例の健全な食生活実践の可能性が示唆され,本プログラムの有効性が認められた。</p>
収録刊行物
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- 認知リハビリテーション
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認知リハビリテーション 19 (1), 14-24, 2014
認知リハビリテーション研究会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390292240182903040
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- ISSN
- 24364223
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可