JavaScriptによる運動解析ツールの開発 : 物理教育におけるデジタルツールの活用例として

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  • JavaScript ニ ヨル ウンドウ カイセキ ツール ノ カイハツ ブツリ キョウイク ニ オケル デジタルツール ノ カツヨウレイ ト シテ
  • Development of a JavaScript Based Motion Analyzer for Physics Education

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type:Article

初等中等教育におけるコンピュータやネットワーク基盤の整備が進行し,狭義の情報教育においてだけでなく,普通の授業でこれらの環境をいかに活用するかが重要な課題になっている。理科教育の分野においても動画データ(ビデオクリップ)などの素材コンテンツの開発が進んでいるが,これらは,主として教師が授業中にプロジェクター等で児童生徒に対し提示することを前提としている。こうした受動的なメディア視聴に加えて,子どもたちが能動的に利用するためのシステムやソフトウェアが必要とされている。ここでは,児童生徒の問題解決能力の育成につなげるための情報教材ツールのひとつとして,力と運動の単元で利用するためのJavaScriptを用いた運動解析ツールを開発した。これは,中学校理科第1分野や高等学校の物理分野において,身の回りの現象の中にある法則性を把握させることを目指しており,デジタルカメラで撮影したデータ等から簡単に実験をすることが可能なシステムを構築した。

Applications of the information technology on physics education attract our interests to assist the learning process in the classroom. The digital tools, which enhance the scientific ability of students are as important as digital contents. As an example of digital learning tools, we have developed a simple motion analyzer (MoADiS) for physics education. This software is written in JavaScript and it is adopted to 9th level science curriculum in Japan, concerning the force and motion. Images of a moving body are captured by a standard digital camera and then transfered to PC. Using MoADiS, we can observe the motion, markup the points to analyze digitally and figure the x-t and y-t graphs, so any 2-dimensional motion is tractable for students.

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