Odor Mixture Coding in Olfactory Sensory Neurons: Roles of Antagonism and Synergy Revealed by <i>in vivo</i> Calcium Imaging

  • IMAI Takeshi
    九州大学大学院医学研究院疾患情報研究分野

Bibliographic Information

Other Title
  • 嗅神経細胞における匂いの混合物の受容メカニズム
  • <i>In Vivo</i>イメージングによって明らかになった拮抗作用と相乗効果の役割

Abstract

<p>匂いは嗅神経細胞に発現する嗅覚受容体によって検出される.個々の匂い分子は,高々1,000種類程度の嗅覚受容体の応答の組み合わせによって識別されると考えられている.一方で,自然界の匂いの多くは匂い分子の混合物である.本研究では,2光子励起顕微鏡を用いてin vivoカルシウムイメージングを行い,嗅神経細胞の応答が,個々の匂い分子とその混合物とでどのように異なるのかを解析した.その結果,匂い分子を混合すると,その反応が拮抗作用によって抑制されたり,相乗効果によって増強されたりすることを見いだした.こうした末梢レベルでの現象が匂いのハーモニーを生み出す上で重要な役割を果たしていると考えられる.</p>

Journal

  • KAGAKU TO SEIBUTSU

    KAGAKU TO SEIBUTSU 59 (6), 278-283, 2021-06-01

    Japan Society for Bioscience, Biotechnology, and Agrochemistry

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