複雑なコンテクストが反映された障害物跨ぎ歩行研究

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  • フクザツ ナ コンテクスト ガ ハンエイ サレタ ショウガイブツ マタギ ホコウ ケンキュウ

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<p>高齢者における機能低下,さらには転倒リスク評価やトレーニング方法の開発,といった目的を見据えた応用的な姿勢歩行研究では,障害物跨ぎ歩行のような外部環境に合わせた運動を計画・実行する必要がある適応的歩行運動課題に,日常生活を反映した様々なコンテクストを加えた課題が用いられてきた。本稿では,障害物跨ぎ歩行課題の概要とその臨床的意義を述べた後,複雑なコンテクストとして,1)複数の障害物が存在する,2)二重課題として他の課題と同時に行う,3)障害物の高さが左右で異なる,といった課題を用いた文献を紹介する。これらの研究結果は,同じ高さの障害物を跨ぐという意味では同一の運動課題に見えても,様々なコンテクストによって異なる運動として計画・実行されている可能性を示しており,効果的な評価や介入の方法を確立するためには,多様な切り口からの研究エビデンスの必要性が示唆される。</p>

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