LiDARデータと時系列空中写真を用いた地位指数推定手法の開発
書誌事項
- タイトル別名
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- Site index estimation using LiDAR date and multi-temporal aerial photos
抄録
<p>地位指数は、林地生産力を示す指標であり、上層木平均樹高と林齢によって推定される。人工林の高さ情報は、航空機LiDARの普及により、広域で取得が可能となった。林齢は、森林簿から取得することができるが、現地の実態と合わない部分があるなど情報の精度が低いことが課題であるため、本論では時系列空中写真に着目した。本研究の目的は、LiDARデータと時系列空中写真を組み合わせた人工林の地位指数推定手法を構築することである。新潟県村上市山北地区を対象地として、2020年10月21に行われた航空レーザ計測の各種データを用いて解析を行った。計測範囲は、約16,000haである。ArcGIS Proを用いて、LASデータからセルサイズ0.2mのDSM、DTMを作成し、その差分からDCHMを算出した。時系列空中写真については、国土地理院の「地図・空中写真閲覧サービス」において過去の空中写真をダウンロードし、SfMソフトウェアであるMetashapeを用いて、撮影年別にオルソモザイク画像を作成した。その後、オルソモザイク画像間の変化抽出により、スギ人工林の林齢を推定した。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 263-, 2022-05-30
日本森林学会