都立砧公園における過去30年間の植生変化

書誌事項

タイトル別名
  • Vegetation change in Tokyo's urban forest of Kinuta Park in last 30 years.

説明

<p>〇上村隼平1・檜谷昂1・島田沢彦2 1東京農業大学国際食料情報学部・2東京農業大学地域環境科学部</p><p>東京都世田谷区に位置する都立砧公園(39 万 m2)は,樹林地,草地,ため池,アスレチッ ク広場などから構成される都内最大級の公園緑地であり,生物多様性保全の場のみならず, 地域住民のリラクゼーションの場としても機能している。戦後の高度経済成長期に整備さ れた公園樹木の多くが,巨樹に及ばないまでも大木や古木化しつつある一方,近年の気候変動や外来種の侵入などを背景とする病虫害の被害は,衰退傾向にある樹木や老齢化した樹木でとくに影響を受けやい。こうした背景から,老齢化しつつある公園樹木の維持・管理 は,都市公園が抱える大きな課題となっている。そこで本研究では,都市部における緑地を 保全・再生していくための基盤となる情報の取得を目的とし,1990 年に作成された砧公園樹木台帳を基に,砧公園北西の樹林地において,植栽樹木の生残状況(n = 835)を調査し, 樹種別の生残率を求めた。生存個体については,新たに樹高と DBH を計測し成長量を樹種間で比較した。本発表では,過去 30 年間の植生とバイオマスの変化を GIS で解析したので報告する。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390292472549922048
  • DOI
    10.11519/jfsc.133.0_451
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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