多目的造林機械およびエンジン式刈払機による下刈り作業時の身体活動量

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Physical activity during weeding work with multipurpose forestry machinery and brush-cutter

抄録

<p> 現在、造林・保育経費削減の取組として、下刈り作業については、雑草木の繁茂状況に応じた下刈り回数の削減等が試みられている一方、下刈り作業に使用されているエンジン式刈払機は、登場以来基本構造は大きく変わらないまま現在に至っている。このような状況の中、近年、林地で使用可能な下刈り機械が開発されており、下刈り作業の効率化及び軽労化が期待されている。本研究では、多目的造林機械による下刈り作業の軽労化効果を確認するための調査を行った。  </p><p> 調査は、当研究所の所有林で通常実施している下刈り委託作業の実施に合わせて行った。下刈りには、伐根粉砕アタッチメント(オーロラトランプシェーバー、TS1200)を装着した筑水キャニコム社製の多目的造林機械(山もっとモット、CG510)と、笹刈刃を装着した肩掛けタイプのエンジン式刈払機を使用した。下刈り作業者に活動量計(カロリズムAM-161(タニタ)、vivosmart4(GARMIN))を装着し、作業時の消費カロリー量と心拍数を計測した。調査の結果、多目的造林機械による下刈り作業の消費カロリー量は小さく、最大心拍数は低くなった。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390292472549950720
  • DOI
    10.11519/jfsc.133.0_597
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ