森林教育プログラムの効果測定における分析手法

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タイトル別名
  • Analytical Methods for Measuring the Effectiveness of Forest Education Programs

抄録

<p> 現代社会における森林、自然環境、地域の諸問題の解決に寄与することを目的としている森林教育をはじめ、環境教育や野外教育の共通項である自然体験活動に着目した。森林環境下での自然体験活動の教育的価値をさらに高め、森林教育分野がより一層発展していくためには、現代的課題に対応する活動プログラムを開発し、その事例を積み上げ、それらの教育的効果について、様々な角度から検証して、エビデンスをさらに高めていくとともに、量的研究の視点で新たな評価手法や分析手法を模索していかなければならない。</p><p> 本報告では、まず、野外教育分野で数多くの教育的効果の測定に関する事例で採用されてきた調査モデルとして、活動プログラムによる参加者全体の変容・効果をみる群間比較法を取り上げ、その手法の有効性と課題について整理する。そして、新たに応用行動分析学や行動療法学で扱われているシングルケースデザインに着目し、個人にフォーカスした活動プログラムの効果を検討する方法を、いかに森林教育研究に導入するか、森林教育の意義や目的、活動プログラムの特徴や内容を踏まえ、その分析手法の確立の可能性を考える。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390292472558030080
  • DOI
    10.11519/jfsc.133.0_103
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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