関東中部地域の人工林モニタリングデータに基づく成長関数の選択

DOI
  • 髙橋 正義
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
  • 加茂 憲一
    札幌医科大学
  • 冨田 哲治
    県立広島大学
  • 西園 朋広
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
  • 北原 文章
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
  • 山田 祐亮
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
  • 鄭 峻介
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
  • 齋藤 英樹
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
  • 志水 克人
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
  • 鷹尾 元
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
  • 細田 和男
    林野庁森林整備部研究指導課
  • 福本 桂子
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所四国支所

書誌事項

タイトル別名
  • Growth function selection based on monitoring data of artificial forest in Kanto and Chubu region

抄録

<p> 林木の成長データを用いて将来を予測する際、しばしば非線形成長関数に成長データに当てはめ得られる成長モデルを使用する。同じ成長データを用いても当てはめる非線形成長関数によって予測値は大きく異なることから、適切な成長関数の選択が重要である。</p><p> そこで関東中部地域で長期にモニタリングされている人工林収穫試験地データを用いて、様々な非線形成長関数を当てはめるとともに、最も適切な関数の選択について検討した。用いた関数は国内外で林木の成長にしばしば用いられる12種の非線形成長関数で、適切さの判断には情報量基準を用いることとし、スギ、ヒノキ、カラマツの長期モニタリングデータを使用した。最も適切な関数として選ばれる関数は、Chapman-Richards関数など国内でしばしば用いられる関数とは異なるものが多かった。また、間伐等の施業の有無によって選ばれる関数が異なる場合が見られた。これらを踏まえ、林木の成長予測に用いるべき非線形成長関数の選択について論考する。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390292472558052096
  • DOI
    10.11519/jfsc.133.0_282
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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