分割時系列解析によるコミュニティ林業の森林保全効果の検証

書誌事項

タイトル別名
  • Using Interrupted time series analysis to evaluate effectiveness of community forestry on forest conservation

説明

<p>熱帯地域の森林減少・劣化は生物多様性や炭素ストックの観点から深刻な問題となっている。近年、これらの森林保全と地域住民の生計向上の両面から地域住民が森林を管理するコミュニティ林業(CF)に注目が集まっている。CFの森林保全効果は、主にCF設置地域の森林減少に着目した検証が世界各地で進められている。その一方で、分析に利用できるデータセットの不足などから、森林劣化や森林回復に着目した研究は見られない。また森林減少に関しても、既存のデータセットの性質上経時変化に着目した研究は困難であった。そこで本研究ではCFの設置が森林減少・劣化・回復に与える影響をCFの内外およびCF設置の前後の両面から評価した。対象地は森林面積の減少率が高いカンボジア全土とし、評価期間は1989年から2019年とした。時系列LANDSATから求めた評価期間における毎年の森林被覆および樹冠被覆率を結果変数とし、傾向スコアマッチングと分割時系列解析を用いて森林減少・劣化・回復量を分析した。以上の方法により、CF内外における森林被覆および樹冠被覆率の変化に加え、CF設置前後における経時変化も考慮した森林保全効果の検証を行う。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390292472573868416
  • DOI
    10.11519/jfsc.133.0_259
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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