ヒノキ実生コンテナ苗の植栽1年目の成長に及ぼす育苗の影響
書誌事項
- タイトル別名
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- Influences of nursing seedling on growth of containerized Japanese cypress seedlings during first growing season
抄録
<p>2019年10月と2020年3月播種のヒノキセル苗を2種類の肥料を組み合わせた6条件の元肥[溶出日数700日のN16P5K10肥料(20、40g/L)、溶出日数360日のN10P18K15肥料3条件(0、5、10g/L)]の培地が入ったコンテナ(JFA150)へ2020年4月に移植して翌年4月に得苗した。これらの苗を岐阜県下呂市のヒノキ伐採跡地に単木混交で植栽し、育苗条件が植栽1年目の成長に及ぼす影響を検討した。16本/条件の苗を植栽したが、ウサギの食害や枯死が発生したためこれらを除く10~15本/条件を評価した。植栽時の苗サイズは、3月播種とN16P5K10肥料を20g/Lを施用した10月播種では、平均樹高が26.6~30.3cm、平均根元直径が2.2~2.6mmで、残りの10月播種の平均樹高30.3~37.9cm、平均根元直径3.0~3.3mmに比較して小さかった。これに対し、植栽1年目の平均樹高成長量は前者が25.2~30.6cm、後者が24.9~28.4cm、平均根元直径成長量は前者が3.3~4.0mm、後者が2.9~4.0mmであった。今回検討した育苗条件は、植栽1年目の成長に大きな差を生じさせかったと思われる。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 339-, 2022-05-30
日本森林学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390292472573872768
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可