ヒノキミニチュア採種園の管理技術の検討-剪定について-

DOI
  • 三浦 真弘
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター関西育種場
  • 大城 浩司
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター関西育種場
  • 宮下 久哉
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター関西育種場
  • 高島 有哉
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター関西育種場
  • 栗田 学
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター関西育種場
  • 坂本 庄生
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター関西育種場

書誌事項

タイトル別名
  • Examination of management technique of miniature <i>Chamaecyparis obtusa</i> seed orchard -about pruning-

抄録

<p>ミニチュア採種園の経営では、園を複数の区画に分け、各区画で着花促進、交配および採種、養生のサイクルで種子生産を行い、区画をローテーションして毎年種子生産を行うのが理想だが、現実には土地や人員などの制約のため、小面積でのミニチュア採種園における種子生産サイクルモデルの構築が望まれている。ヒノキは整枝剪定後の萌芽の発生や残枝の成長がスギのそれらと異なり、スギミニチュア採種園の管理方法をそのまま適用することができない。また、ヒノキはスギと異なり、枝単位での着花促進技術があり、区画単位でなく個体、または個体内の枝単位で種子生産することも可能である。そこで、ミニチュア採種園における採種木を円錐形に断幹・整枝剪定方法として、ヒノキの萌芽特性、枝発生特性を考慮した見極め剪定法と、それらを無視した機械的剪定法の比較を行った。調査は、剪定前、剪定後、剪定後1成長期に、樹体に関する様々な形質(樹高、胸高直径、枝数、各枝の基部径、長さ、岐出方位角、剪定部位径、将来枝の有無、将来枝のサイズ)を調査した。剪定前後および剪定後1成長期では、剪定方法の違いによる樹形誘導、将来枝のサイズに、大きな違いはなかった。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390292472573884416
  • DOI
    10.11519/jfsc.133.0_401
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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