長野県における特定外来生物シグナルザリガニの新産地および移入起源推定

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タイトル別名
  • New records of nonnative signal crayfish <i>Pacifastacus leniusculus</i> in Nagano Prefecture with implications for multiple translocation pathways

抄録

<p>2011年から 2020年にかけて長野県内の 6水域で特定外来生物シグナルザリガニ Pacifastacus leniusculusが新たに確認された。本種の定着が確認された水域は、標高 670 -1300 mのダム湖やため池、緩勾配河川であった。シグナルザリガニに共生するヒルミミズ類 Branchiobdellidaの種組成およびミトコンドリア DNA配列を分析した結果、 1水域は既往の県内産地からの導入、それ以外の水域については北海道・福島県産地からの導入あるいはこれら県内外の複数起源からの混合導入と推測された。今後、各水域のシグナルザリガニ個体群の個体数低減を図るとともに、これらの定着水域からの違法な持ち出しをしないよう普及啓発を進め、さらなる分布拡大を防ぐことが重要である。</p>

収録刊行物

  • 保全生態学研究

    保全生態学研究 27 (1), n/a-, 2022-04-15

    一般社団法人 日本生態学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390292561165887488
  • DOI
    10.18960/hozen.2126
  • ISSN
    24241431
    13424327
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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