SLE患者の大腿に生じたPagetoid Bowen病の1例

書誌事項

タイトル別名
  • Pagetoid Bowen’s disease on the femur in a patient with systemic lupus erythematosus : A case report

この論文をさがす

抄録

<p>54歳,女性。全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus;SLE)に対して免疫抑制剤で治療中。10年以上前よりある右大腿部の紅色局面が隆起を認めたため,生検を行ったところ,有棘細胞癌が疑われた。手術にて切除したところ,病理で,Pagetoid細胞が認められた。Pagetoid Bowen病,異所性乳房外Paget病,上皮内悪性黒色腫が鑑別にあがったが,染色の結果,Pagetoid Bowen病と診断した。患者は以前よりSLEにり患しており,円盤状ループス(discoid lupus erythematosus;DLE)の皮疹から,免疫抑制剤による治療の影響もあり,Pagetoid Bowen病が出現したものと考えられた。</p>

収録刊行物

参考文献 (4)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ