電子黒板の特性を利用した対話的な理科学習プログラムの開発とその検証 : 高等学校 化学「酸化還元反応」の単元を事例に

書誌事項

タイトル別名
  • The Development and Evaluation of a Dialogue-Based Science-Learning Program Utilizing the Electric Blackboard : The Unit "Oxidation-Reduction Reaction" in Upper Secondary School Chemistry Classes
  • デンシ コクバン ノ トクセイ オ リヨウシタ タイワテキナ リカ ガクシュウ プログラム ノ カイハツ ト ソノ ケンショウ コウトウ ガッコウ カガク サンカ カンゲン ハンノウ ノ タンゲン オ ジレイ ニ

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抄録

<p>構成主義的な視点に立脚した理科授業を構築するためには,対話を基調とした理科学習プログラムの開発が必須となる。そこで本研究では,次の3つの視点を基盤として理科学習プログラムの開発およびその実践による検証を行った。(1)See-Plan-Do を主軸とする授業デザインの要素を踏まえ,これにスコット(2004) らが主張する子どもの学習を教師が支援する視点を加味することで,対話的な理科学習プログラムを構想した。(2) 授業デザインの促進のためには,子どもの固有の考えを評価する必要がある。その指標としてアナロジー表現を措定し,これを一貫して評価することで授業デザインの推進を図った。(3) 対話を促進するツールとして電子黒板の特性を利用し,授業デザインに対する効果について検証した。その結果,子どもの科学概念の構築を促進する学習プログラムとして有用性が認められた。</p>

収録刊行物

  • 理科教育学研究

    理科教育学研究 48 (1), 133-143, 2007-07-31

    一般社団法人 日本理科教育学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (16)*注記

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