達成度の異なるgatekeeperとend userの間の会話事例数の比較 : 中学校第2学年単元「電流とその働き」を事例に

書誌事項

タイトル別名
  • A Comparison of the Number of Conversation Incidents Between Gatekeepers and End Users in Students with Differing Degrees of Achievement : A case of a unit on electric current in a lower secondary school
  • タッセイド ノ コトナル gatekeeper ト end user ノ アイダ ノ カイワ ジレイスウ ノ ヒカク チュウガッコウ ダイ2 ガクネン タンゲン デンリュウ ト ソノ ハタラキ オ ジレイ ニ

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抄録

<p>本研究では,達成度の異なる学習者同士の間の学び合い及び達成度の同じ学習者同士の間の学び合いに現れるgatekeeperとend userの会話事例数の差異を明らかにするために,中学校第2学年理科の単元「電流とその働き」のマイクロホンとスピーカーのものづくりの探究過程に見られるgatekeeperとend userとの会話事例数を分析した。その結果,次の点が明らかになった。・gatekeeperとend userの会話事例は.達成度の同じ生徒同士よりも達成度の異なる生徒同士の方が多かった。・達成度の異なる生徒同士に見られたgatekeeperとend userの会話事例のうち,相対的に達成度が上位の生徒がgatekeeper,相対的に達成度の下位の生徒がend userとなって行われる場合と,相対的に達成度が下位の生徒がgatekeeper,相対的に達成度の上位の生徒がend userとなって行われる場合との間には事例数の差はなかった。</p>

収録刊行物

  • 理科教育学研究

    理科教育学研究 49 (1), 89-95, 2008-07-25

    一般社団法人 日本理科教育学会

参考文献 (19)*注記

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