書誌事項
- タイトル別名
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- Development of Weed Control Systems for Direct-sown Onion (<i>Allium cepa</i> L.) in Autumn in Fukushima Prefecture
抄録
<p>福島県東日本大震災の被災地では,営農再開のためにタマネギなどの露地野菜の栽培の導入が求められている.特に直播栽培のタマネギは,移植栽培の様に育苗用のハウスが不要なため,育苗および定植に係る投下労働時間が削減できる.しかし,移植栽培より在ほ期間が長く,初期生育が緩慢で,雑草の生育と競合しやすいために,播種後の雑草害を軽減することが重要である.そこで,福島県での秋播き直播栽培で,複数の除草剤の単独または併用処理を行い,除草効果および生育と収量に与える影響を検討した.本報告の処理条件では,ダゾメット粉粒剤やプロスルホカルブ乳剤の単独処理では,一部の雑草種に対して除草効果が不十分であった.播種14日前まで使用可能であるダゾメット粉粒剤,または2020年に農薬登録拡大された播種後出芽前に使用可能なシアナジン水和剤,ならびに中耕除草後に使用可能なプロスルホカルブ乳剤散布の併用が,生育と収量に影響することなく雑草の抑制が可能であることを示した.</p>
収録刊行物
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- 園芸学研究
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園芸学研究 21 (2), 229-235, 2022
一般社団法人 園芸学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390292572073651712
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- ISSN
- 18803571
- 13472658
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可