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- 今井 亮一
- 九州大学留学生センター : 准教授
書誌事項
- タイトル別名
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- Abenomics and Monetary Policy
- インフレ カゼイ ニ ツイテ
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抄録
インフレ課税の理論と日本経済への応用について展望する。課税のない理想の世界ではゼロ金利を維持する「フリードマン・ルール」が最適な金融政策となるが、この結果は、課税が存在する現実経済でもほとんど変わらない。ただし、価格や賃金が硬直的だったり、適切に課税できない所得の源泉が存在したりする場合には、正の金利が正当化される。これによって、現実の金融政策において正のインフレ目標を掲げることが正当化できる。しかし、金利がすでにゼロに近づいている場合には、金融政策のみで目標を達成することはできず、財政政策と金融政策が協調することが重要である。
収録刊行物
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- 九州大学留学生センター紀要
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九州大学留学生センター紀要 21 19-37, 2013-03
九州大学留学生センター
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390292706070665472
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- NII論文ID
- 40019620200
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- NII書誌ID
- AN10432960
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- DOI
- 10.15017/4777979
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- HANDLE
- 2324/4777979
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- NDL書誌ID
- 024366518
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- ISSN
- 13402897
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可