作家同士の交遊 : 大江健三郎と中国近現代の作家たちをめぐって

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タイトル別名
  • The Communication between Writers: Centered on Kenzaburo Oe and the Contemporary Chinese Writers
  • サッカ ドウシ ノ コウユウ : オオエ ケンザブロウ ト チュウゴク キンゲンダイ ノ サッカ タチ オ メグッテ

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抄録

大江健三郎はタゴールと川端康成に続き、アジアで三番目にノーベル文学賞を受賞した日本の作家であり、中国でも名の知られた作家である。大江健三郎は、少年のころから魯迅の影響を深く受け、中日両国の国交回復以前から六回にわたって中国を訪問し、それを通じて中国の作家たちと深い友情を築いてきた。特に、莫言、鉄凝などの作家には厚い期待を寄せた。本稿では、主に大江健三郎と中国との交遊について、すなわち六回にわたる中国紀行、魯迅との出会い、莫言及び鉄凝などの作家との交遊についての特徴、アジア文学を支える中日両国の作家同士の交際について述べることによって限られた範囲ではあるが、大江研究の領域の広さを確認したい。

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