一面せん断試験による発泡ウレタンとコンクリートの境界面におけるせん断強度特性

書誌事項

タイトル別名
  • SHEAR STRENGTH CHARACTERISTICS OF THE INTERFACE BETWEEN POLYURETHANE FOAM AND CONCRETE BY DIRECT SHEAR BOX TESTS

抄録

近年の技術者不足や高額な維持管理費用のために,橋梁の維持管理の脆弱化が課題となっている.筆者らは,老朽化橋梁の維持管理技術の一つとして,橋梁の下部空間に軽量盛土材である発泡ウレタン(以降、ウレタン)を吹付け充填し,老朽化橋梁を軽量盛土に更新する工法の確立を目指している.本研究では,ウレタンの接着力を明らかにすることを目的とし,ウレタンとコンクリートとの境界面において一面せん断試験を行い,その境界面のせん断強度特性を調べた.その結果,ウレタンとコンクリートの接着面においては,初めにウレタンがせん断箱で圧縮せん断され,せん断変位が30mm付近に到達するとウレタンがコンクリートから剥離した.ウレタンとコンクリートの境界面のせん断強度は,垂直応力の影響を受けることがわかった.

収録刊行物

参考文献 (5)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ