先天性四肢形成不全・小児切断と診療の考え方

DOI
  • 芳賀 信彦
    東京大学医学部附属病院リハビリテーション科

書誌事項

タイトル別名
  • Congenital limb malformation and pediatric amputation

抄録

<p>先天性四肢形成不全はまれな疾患であり,表現型に応じて治療法が選択される.下肢の縦軸欠損では,再建手術による患肢温存か,切断術後の義足装着を選択する.上肢形成不全で切断術を行うことはきわめて少なく,橈骨形成不全に対しては再建術が,手根部より近位の横軸欠損では義手治療が選択肢となる.小児の後天性切断の治療は,先天性の横軸欠損に準じ,多くの場合義肢装着の適応となる.いずれの病態でも,医師(リハビリテーション科,小児科,整形外科など),義肢装具士,理学療法士,作業療法士等が連携して診療にあたる必要があり,適宜カンファレンスを行うなどして,職種間での情報を共有し,認識を統一する.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390292737791506048
  • DOI
    10.11267/jspo.37.176
  • ISSN
    18840566
    09104720
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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