【COVID-19と教育の新たな試み】コロナ禍における公衆衛生看護学実習の試み

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  • コロナ カ ニ オケル コウシュウ エイセイ カンゴガク ジッシュウ ノ ココロミ

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抄録

公衆衛生看護学実習(学校保健実習、地域保健実習)は保健師課程の学生が4年次に履修する科目であるが、2020年度はCOVID-19の影響で現場の状況から実習受け入れ困難となった施設もあり変更を余儀なくされた。学校保健実習は全日程リモート実習とし、児童の健康問題に関する課題学習、健康教育媒体作成、DVD視聴による学習で構成した。地域保健実習(市町村保健センター、保健所)は実習施設の状況により受け入れ日数に差が見られたが、不足する日数はリモート実習とし、5種類のテーマから実習地で体験できなかった内容を選択して提供した。実習の結果、保健師課程19名の学生全員が高い評価点で実習の単位認定を受け、リモート実習内容の妥当性が伺われた。さらに今後も臨地実習での体験不足の補完として活用できる可能性が示唆された。制限のある実習とコロナ禍で奮闘する保健師の姿は学生の意欲を刺激し、臨地に赴けることに感謝し、自主的・積極的な実習となった。(著者抄録)

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