在宅高齢者の金銭に直接かかわる生活支援の実態と課題 成年後見制度と日常生活自立支援事業適用の検討

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タイトル別名
  • Actual Conditions and Issues of Support Involving Daily Financial Management for Elderly people Living in the Community: Discussions on Application of Adult Guardianship and Support Service for Independent Daily Living
  • ザイタク コウレイシャ ノ キンセン ニ チョクセツ カカワル セイカツ シエン ノ ジッタイ ト カダイ セイネン コウケン セイド ト ニチジョウ セイカツ ジリツ シエン ジギョウ テキヨウ ノ ケントウ

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抄録

在宅高齢者の金銭に直接かかわる生活支援については,不正行為との関連で語られることがあったが,ホームヘルパーやケアマネジャーらが担っている実態については明らかにされてこなかった。これに対する行政の見解は金銭の取り扱いを「禁止」し,成年後見制度・日常生活自立支援事業の利用を勧めることである。そこで成年後見制度および日常生活自立支援事業が,日常生活に必要な金銭の出納や小口現金の管理についてどのように対応しているのかについて検討した。その結果この2つの制度によって十分に対応しきれているものではないことが分かった。金銭に直接かかわる生活支援の実態を明らかにし,援助専門職者,利用者双方の権利が擁護される仕組みを構築する必要がある。

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